【留学50日目】4月14日 シャワーのお湯が出ない
部屋のシャワーのお湯が出ない
夜、シャワーを浴びようと思って蛇口をひねったが、お湯が出ない。
面倒くさいなあと思いながら再び服を着て、備え付けの電話でフロントに電話しようとしたが、今度は電話がかからない。
仕方なく1階に下りて受付嬢に伝えると、その部屋は明日の12時までお湯が使えないという。
水道管が故障しているのだとか。
一日145元も払っているのに!と思うと腹が立ってくる。
ついでだったので、フロントへの電話のかけ方を確認すると、フロントに電話をするのにも電話カードを買う必要があるという。
なんとも使えないホテルだ。
顔なじみの女の子が手料理を作ってくれる
午後2時、自転車に乗って駅ビルのベトナム料理店に行った。
日曜日ということもあり、店の中は結構混んでいる。
顔なじみの店員さんは、いつものようにまめまめしく働いているが、私と目が合うとほほえんでくれる。
しばらくして、彼女がオレンジ色の袋を持ってきてくれた。
そう。今日は彼女が手料理を持ってきてくれることになっているのだ。
私は、受け取った袋を傾けないように、慎重にカバンに入れた。
会計の時、夜メールするねと伝えて家に帰った。
家で袋を開けてみると、タッパーが3つ入っていて、それぞれベトナムの料理が入っている。
赤・黄・緑と色彩がきれいで、ニンジンときゅうりが花びらのように並べてある。
大学や仕事で毎日忙しい中、自分のために作ってきてくれた手料理だ。
嬉しかった。
写真をたくさん撮って、携帯の待ち受け画面にした。
4月2日は行き違いで会えなかったけれども、きっと同じように手料理を作って家で待っていてくれたのだろう。申し訳ない。
食べ終わると、すぐにお礼のメールを打った。
【留学51日目】4月15日 北京に来て初めての散髪
マッサージで語学勉強
肩こりがひどいのでマッサージに行ってきた。
担当のお姉さんは、私がわからなくてもどんどん話しかけてくれ、私は「ぶーちーだお(わからない)」を連発した。
おそらく簡単な言葉で話しかけてくれているのだろうけれども、8割方聞き取れなかった。
「そんな言葉もわからないの?」とあきれられることもしばしばあったが、2時間、いい中国語の勉強になった。
彼女によると、私の話はよく聞き取れないらしい。発音の問題かな。
初めての散髪
友人達を見ていると、中国で散髪をした後は、必ず現地風の髪型になって戻ってくる。
私もそろそろ髪を切らなければならないと思い、17楼棟の近くにある、宮村というサロンに行った。
その店は最安が25元だったが、念のために50元の人に頼む。
日本で髪を切った時に撮った写真をiPadで見せ、このように切ってくれと頼んだ。
ドキドキしながら仕上がりを待つ。
仕上がった髪型を見ると、普段どおりで違和感がなかった。
リピート決定!
100元で3回散髪できるという、VIPカードを買って帰った。
【留学52日目】4月16日
ウズベキスタン人の友人
私が大学で一番仲が良いのは、ウズベキスタン出身の留学生で、よく一緒に食事に行ったり出かけたりしている。
彼は、2日に1回は私の部屋に遊びにくる。
いつも、私が勉強に飽きたときとか、ちょうどいい頃合いに訪ねてくる。
先週彼から、どうして自分からはよく電話をかけるのに、そっちからは電話をかけないのかと聞かれ、それ以降、私からも遠慮なく電話をかけたり、部屋に遊びに行ったりするようになった。
今日は彼の部屋に、A5クラスの教科書を見せてもらいに行った。
雑談の中で、7月7日から始まる復旦大学のサマープログラムの話になった。
7月5日に北京語言大学の授業が終わるので、彼はそのプログラムに参加することを検討しているとのことだ。
時期がちょうど良いこと、学費が3900元と格安であること、上海には就活もかねて行きたいと思っていたことから、彼と一緒に上海に行くのもありかもしれない。
友人と散歩
今日は良い天気だった
・・・とみんなが言っていたが、個人的には、大気汚染がひどいので、良い天気であるはずがない。
アメリカ人のクラスメートが教室の窓を開けていたので、閉めて欲しいと頼んだのだが、ちょっと顰蹙を買ったかもしれない。
さて、授業後、ウズベキスタン人の友人から、母国からの送金を受け取りに行くので、一緒に銀行に行かないかと誘われた。
ちょっと歩くとのことだったが、たまには歩くのも悪くない。
北京語言大学の東門の方にあるABC銀行と中国銀行に行ったが、どちらもWESTERN UNIONという送金方法の取扱がなく、結局、大学の南側にある郵便局まで戻ってきた。
北京語言大学の周りを半周したことになる。
道端には春の花がきれいに咲いており、友人に立ち止まってもらって写真を撮っていたところ、友人が、「日本人はこういう花が好きなんだろう。サクラとかね。」と言ってハッハッハと笑った。
私の周りの留学生は、私が思っている以上に日本のことをよく知っており、驚かされることが多い。
空気が悪いとかいろいろと文句を言ったが、春らしく、気持ちが良い一日だった。
【留学53日目】4月17日 かつての赴任先
昨年、会社をクビにならなければ、私が行っていたであろう赴任先。
もし縁があったら来年もあり得るかもしれない、といったことを言われていたが、今日そこのウェブサイトを見たら、私の同期が行っていた。
仕方がないことだけれども、何となく落ち込む。
今自分にできることは、中国語を勉強することしかない。
そして、6月のHSKで6級を取ることが求められている。
【留学54日目】4月18日 約束の時間を守らない外国人
約束の時間を守らない外国人
ウズベキスタン出身の友人と出かける約束をしていたのだが、約束の午後5時になっても彼はフロアに現れない。
電話をしてみると、今買物をしているので、今日は来られなさそうだという。
約束をすっぽかされると、非常にがっかりする。
今まで、彼の几帳面な一面をたくさん見てきただけに、期待しすぎていたのかもしれない。
電話では、謝りの言葉はなかった。
普段から、親しい間柄では謝ったりする必要はないとよく言っていたので、その感覚なのだろう。
次何かあっても、こちらからは謝らないぞ、そう思った。
結局、1人で出かけることにした。
北京小吃
電車を乗り継いで、アメリカ大使館がある町に行った。
1人で電車に乗って出かけるのは、日系スーパーに買物に行った以来初めてだ。
今週の宿題は、北京小吃(店や屋台で食べる料理)を食べてレポートを書くことだった。
屋台が並んでいる通りを見つけ、店に入って料理を注文した。
私のほかに客は誰もいない。
安い。でもなあ。
【留学55日目】4月19日 運動会
運動会
今日は北京語言大学の運動会のため、授業はお休み。
こうした休みはありがたい。朝から教科書の復習をしていた。
昼は、ウズベキスタン、カザフスタン人の友人と韓国料理を食べ、夜は、ベトナム料理店に行って、顔なじみの女の子と会ってきた。
帰ってから彼女とメールしていると、次は煮飯を作ってくれるという。
この頃、就活のこと、軍資金のこと、中国語の上達具合のことについて頭を悩ませる機会が多いので、彼女の気遣いに非常に癒やされる。
宅配便の受け取り
夜、宅配便の電話がかかってきた。
今朝マスクを受け取ったばかりなので、次は親戚からの贈物に違いない。
問題は、17楼棟から会議中心に引越したことを、親戚に伝えていなかったことだ。案の定、1階に下りても配達の人がいない。
自転車に飛び乗って、以前住んでいた17楼棟に急いだ。
建物の前に、おなじみのバイクを発見。
無事に贈り物を受け取ることができ、安堵のため息。住所を変更したことを、親戚にも伝えておくべきだった。
部屋で箱を開けてみると、中にはチョコレートが入っていた。異国の地にいるだけに、非常に嬉しい。
今月で私は30歳になる。年を取るとなんとなく落ち込むが、あと70年間、毎年落ち込むのは良くない。
その時々の楽しみ方があるはずなので、身体が元気なうちは気楽にいこう。
【留学56日目】4月20日 語学パートナーと会って話をする
今日は、学外の語学パートナーの女の子と会ってきた。
彼女は日本語が堪能で、パートナーとして非常にありがたい存在。しかも、毎回1時間半かけて来てくれている。
今日は、彼女が持ってきた写真を元に会話をした。簡単な会話なら通じるようになり、少しずつ自信がついてきた。
何が効果があったのかを考えてみる。
教科書の内容は丸暗記するように努めており、最近は四声をより意識するようになった。
また、お風呂で数字をぶつぶつ唱えている効果が出てきたようで、聞き取った数字を理解するスピードが早くなった気がする。