【留学36日目】3月31日 部屋の蛍光灯が切れて従業員と交渉
駅近のスーパーで日用品の買い足し
先日一人部屋に引っ越したので、スーパーに生活用品を買い足しに行った。
一日で200元くらい使ったと思う。
日用品のほかに、壁に勉強用の紙を吊すための紐とクリップを買った。
部屋に戻ると早速セッティングし、壁中が中国語を書いた紙で埋め尽くされていく。
歯磨きをしたり、着替えたりするときに見ながら覚えようと思う。
日本で売られている物の多くは中国で製造されているはずなのに、見つからなくて困るものが時々ある。
例えば、新聞紙や雑誌を縛る際に使うビニール紐。スーパーを三軒回ったが見つからなかった。
あと、中国製ではないが、どこを探しても見つからないのが消臭スプレー。
私は日本にいるとき、革靴を履く前に必ず足に消臭スプレー(エージーデオ24)を吹き付けていたのだが、こちらでは全く見当たらない。
文化の違いなのかな?
スプレーは飛行機で持ってこられないだけに、困った問題だ。
今度イオンに行ったときに探してみて、あったらまとめ買いしたいと思う。
部屋の蛍光灯が切れ、服務員に修理を依頼する
夜、部屋の蛍光灯が突然切れた。部屋に電話があるのだが、フロントに電話する方法がわからない。
仕方なく、「暮らしの中国語単語10000」という本を片手にフロントに行った。
受付嬢が、私が言いたいことを一発で理解してくれたのは嬉しかった。部屋か?洗面所か?と聞かれので、部屋だと答えておいた。
部屋に戻ってしばらくすると、服務員が来た。スイッチをカチカチ押した後、「今日はできないので明日まで待ってくれ」と言ったようである。
明日じゃいやだ、今日直してくれと言っても、今日はできないようなことを言われる。
明日だったら何時に修理するのかと聞いたら、午前8時半以降だという。今は夜の9時30分なので、週末に残した大量の宿題を暗がりの中ですることになる。
日々、高額な家賃を払っているのだ。今日!今日!と主張したが、服務員は帰ってしまった。
暗がりの中に残された私は、一人落ち込んで
・・・はいなかった。
蛍光灯が交換できなかったのは痛手だったが、いつの間にか、自分が簡単な会話ができるようになっていることに気が付いた。
ちゃんと言葉が通じてるじゃん!
そう思った矢先、蛍光灯を持った服務員が蛍光灯を取り替えに来た。
あれ、さっき、明日来るって言わなかったっけ?
私は急に、自分のリスニンング力に自信がなくなってきた。
私と服務員との会話が全然噛み合っておらず、最初から今日蛍光灯を取り替えることになっていたのか、それとも、私の主張が通じて今日蛍光灯を取り替えることになったのか・・・。
どちらかわからないが、語学の道は先は長そうだ。
【留学37日目】4月1日 クラスメートの格好の餌食になる
クラスメートの格好の餌食になる
タイ人のクラスメートが、大気汚染がひどいため、今週末で学校を辞めて国に帰るという。
そういえば、ここ2週間くらい体調が悪そうにしている。彼女が言うには、母親が中国にいることを相当心配しているらしい。
一緒に勉強していた友人が母国に帰ってしまうのは、かなりショッキングなニュースだった。
しかも、大気汚染が原因ということに驚いた。
中国にいると感覚が麻痺してしまうが、タイでも中国の大気汚染は知れ渡っているのか。
そういえば、私もここ2週間ほど慢性的にのどが痛く、痰も出る。私も同じように学期の途中で帰国することになるのではないか、そうした不安が湧いてきた。
いつまでもここにいられるわけではないのだ。
授業中も、いろいろな考えが頭の中を渦巻いた。
授業が終わって、インドネシア人のクラスメートがニコニコしながら近付いてきた。
「まさか彼女の言ったこと信じてるわけじゃないよな?」
「えっ?えっ?」
「今日はエイプリルフールだぞ。みんなーっ!三四郎が騙されたぞ!ウェーイ!」
こうして私は、クラスメートの格好の餌食になった。
今日はエイプリルフールか!
というより、エイプリルフールは世界共通なのか!
英語の勉強をしたい!
以前から海外で働きたいと思っていたが、最近その思いが強まっている。
一番のネックは英語だと思っていたが、北京に来てから、英語も勉強したら何とかなると思い始めた。
日本の同期を見ていると、留学したい人は激務の中で語学を勉強するため、純粋な語学留学は「遊びに行っているようにしか見えない」と言われることがある。
ただ、最近私は、純粋な英語留学もありだと考えるようになった。
数か月間集中的に英語を勉強して、その後の海外人生を切り開けるのであれば、こんなにいい話はない。生涯年収も相当な開きが出てくる。日本にいる人には好きなことを言わせておけばいい。
昨年北京語言大学で勉強していた女性が、学期が終了してからフィリピンに語学留学に行ったという。
また、学校で仲良くしているウズベキスタン人の友人も、「働いてお金を貯めたら、イギリスに留学したい」と言っている。
世界中から来た留学生に囲まれて、日々、英語が共通言語であるということを嫌というほど思い知らされる。私も、もっと英語が使いこなせるようになりたい。
中国人大学生との相互学習
今日は、先日の交流会で知り合った北京出身の女の子と、初の相互学習をした。
場所は食堂1階のテーブル席。
私の発音が下手すぎるのか、うまくコミュニケーションが取れない。
最初の30分は、彼女に私の発音を見てもらった。
授業だと、Uの発音とかYUの発音とかが注意されるのだけれど、あまり細かいことを言ってくれない。発音の練習は専門学校の方が良いのか?
一通り終わったら交替して、彼女に五十音を教える。
「し」と「ひ」、「り」と「でぃ」が混ざっている。
私の中国語の発音も、同じようなことが起きているに違いない。母国語で区別がない発音は、なかなか区別ができないものだ。
逆の立場から自分を見ているようで、新しい発見があった。
会議中心で同業の日本人と話す
放課後、新しい日本人と知り合った。話を聞いているうちに、同業者だとピンときた。
こんな近くに同業者がいたのか。
自己紹介をしていて、私が会社をクビになって中国に来たことを話すと、何とも言えない顔をされた。
「クビになる?は?」と思っているのだろう。
これが、現実。
北京でも、この気持ちを味わうことになるとは。
しばらく話をしていると、数日前に、A社とB社から中国に2人が留学してきたという話になった。
A社ね・・・。
私は日本に帰った後、業界ヒエラルキーの底辺で、「いや、自分には○○がある」と言い聞かせて働くことになるのだろうか。
今日は、同業の日本人に軽く扱われた気がして、悔しくてならなかった。
部屋に帰ってから、マスクをベッドに投げつけた。
見返したいけど、過去は変えられない。
今は、中国語を頑張るしかない。
【留学38日目】4月2日 異国の地で病気になる
負けたくないライバル
私のクラスの中で、アメリカやヨーロッパ出身の留学生はのんびりしているのだが、韓国人のクラスメートは勉強熱心で、私にとって負けたくないライバルだ。
今日の授業で、当てられた人が黒板に単語とピンインを書く、ディクテーションのテストがあった。
私と韓国人のクラスメートが当てられ、並んで黒板に書く。
最近私はHSKの準備に力を入れており、あまり勉強していない部分だった。
とはいえ、小中9年間も漢字を勉強してきたのだから、負けるわけにはいかない。
結果は、大差を付けられて負けた。
全部で12問あり、韓国人の友人は細かなミスで3問間違い。私は派手なミスで6問間違った。
悔しい。
異国の地で病気になる
ここ2週間、原因不明ののどの痛みに苦しんできたが、それに加えて、熱を伴う風邪をひいた。
午後の授業から頭がぼんやりしてきて、午後3時に部屋に戻ったときには、明らかに熱の兆候が見られた。
咳も出るしのども痛い。頭は熱でぼんやりする。
しんどい。今までかかった風邪とは違う。
異国の地で病気になる心細さ。
日本から胃腸系の薬はたくさん持ってきたが、風邪薬は日本に置いてきたような気がする。何とか数錠の薬と抗生剤を見つけたが、どれを飲めばいいのかわからない。
日本にいる家族に電話して確認し、言われた薬を飲んだら熱が引いてきた。
夜、家族から電話があった。家族の声を聞くとほっとする。
友人に借りを作る
本来は今日、ベトナム料理店で知り合った女の子の家に遊びに行って、手料理を振る舞ってもらう予定だったのだが、突発的な風邪のために行けなくなってしまった。
指折り数えていただけに、本当に残念だ。
友人と2人で遊びに行く予定だったのだが、気が進まない友人に一人で行ってもらうことにした。
定刻になって、友人から部屋番号がわからないと電話があった。彼女から教えてもらった番号に電話をかけても、誰も出ないという。
そういえば、教えてもらった番号にメッセージを送っても返事がなかったし、電話番号が間違っていたのかもしれない。
結局、部屋番号がわからずに、友人は無駄骨を折って帰ってくることになった。
非常に申し訳ない。借りを一つ作ってしまった。
【留学39日目】4月3日 体調を壊して北京語言大学病院に行く
午前中はかろうじて授業に出たが、午後は授業を休んで部屋で寝ていた。
身体がだるく、頭がぼんやりする。
しかし、今日病院に行っておかないと、明日から4連休に入ってしまう。
授業のノートを引っ張り出し、熱がある、咳が出る、鼻水が出る、薬が欲しい、という表現を紙に書き出した。
やっとの思いで校内の病院に行くと、なんと、日本語ができるスタッフがいた。
本当に心強い。
まず、保険関係の書類を書かされた。
キャッシュフリーの病院のため、書類を書くだけで、後は保険会社との間で決済してくれるようだ。
便利なことこの上ない。AIUの保険に入っていて本当によかった。
しばらくして、おばあちゃん先生がいる部屋に通され、診察してもらった。
中国に来てまだ1か月だというと、中国語の上達が早いと褒めてくれた。
世間話になって、日本で何をしているかと聞かれたので、「****」と答えた。
今は無職なので、厳密には経歴詐称であることはさておき、3回言っても発音が通じない。私の「LU」の発音が悪すぎるのだ。
他にも「冷」「疼」「換」が通じなかった。「冷」「疼」については、「ENG」の発音が悪いようだ。
要所要所で日本語ができるスタッフが部屋に来て、大事な部分を通訳してくれた。
しばらく診てもらった後、次は血液検査ね、と言われ、私は青ざめた。
血液検査・・・
注射針・・・
大丈夫かな・・・
先生に、指先から血を採るだけだからと言われ、しぶしぶ付いていく。
指先にバチンと針みたいなのを刺され、その後、血を搾り取られた。日本のように腕から採血する方がまだ痛くない。
部屋に戻ってしばらくすると、血液検査の結果が返ってきた。
熱がありますね、みたいなことを言われた。インフルエンザではないようなので、少し安心する。
その後、点滴をしますと言われて別の部屋に案内される。
点滴!?
日本でも、一度も受けたことがないのに。
私は2時間点滴を受け、その間にお粥を食べた。
おばあちゃん先生と2人の看護婦さんは、私の治療が終わるまで残業だったようで、点滴が終わると部屋の電気を消し、一緒に病院から出た。
みんなすごく優しくて、こういうときだからこそ、余計に嬉しかった。
【留学40日目】4月4日 日本料理店の店員に追いかけられる
顔なじみの女の子のそっけない態度
一昨日、顔なじみの女の子の家に食事に行く予定だったのだが、風邪で行けず、連絡も取れなかったため、ずっと気になっていた。
少し元気になったので、彼女に会うためにU-Centerに行った。
彼女とは会えたもの、いつもと違って態度が非常にそっけない。
私が、もらった番号が間違っていた、部屋がわからなくて帰ってきたと言っても、教えた番号は正しいと言って相手にしてくれない。
きっと彼女は、手料理を準備して私達を待ってくれたのだが、私達が連絡もなくすっぽしたので怒っているのだろう。
本当は、連絡を取りたくても取れなかったのだが。
久々に寂しさを味わう。ぽつんとひとりテーブルに座り、いつもの麺料理を頼む。
帰り際に、彼女に私の電話番号を書いた紙を渡し、時間があるときにかけて欲しいと頼んだ。
日本料理店の店員に追いかけられる
午後7時過ぎ、お腹の調子がおかしくなってきた。空腹感なのか、痛いのかよくわからない。
でも、空腹であることは確かだ。
マスクで重装備をして食堂に行く準備をしたが、外に出ると雨が降っている。
北京で3度目の雨だ。仕方なく、会議中心の一階にある日本料理店に行き、一番あっさりしていそうなうどんを食べた。
食べながら、いろいろなことが頭を巡った。
今までの経験上、発熱を伴う熱の場合、回復まで3,4日かかるのが相場だったが、今回はほぼ24時間で回復している。これは嬉しい誤算だ。
短期間で治る種類の風邪だったら問題ないが、強い抗生剤を使った結果、早く治ったとすれば嬉しくない。身体の抵抗力が落ちていくからだ。
何はともあれ、今はお腹が痛い。
原因は何だろう。
今日から新しいユニクロのトランクスをはき始めたため、ゴムが締まっているからなのか。
初めての点滴を受けて、身体がとまどっているからなのか。
病院で新しい病気をもらってきたのか。
そんなことを考えつつ店を出て、エレベーターに乗ろうとしたとき、店員さんが大声で叫びながら追いかけてきた。
まだ会計を済ませていないという。
しまった!!
腹痛と考え事で会計を失念していた。
普段行く食堂が前払制なので、つい支払を済ませた気になっていた。
危うく無銭飲食になるところだった。
薬を飲んだら早く寝よう。まだ完全回復していないようだ。
身体で覚える中国語
今日も病院に来るように言われていたので、自転車で病院に向かった。
今日は、昨日とは違う看護師さんだった。
腕に点滴の針を刺されたのだが、昨日違って非常に痛い。
点滴液が、自分の身体の変な所に入っているのではないだろうか。
不安になり、「痛い」と言ったら、間違って昨日打った所に刺してしまったとのことだった。
別の所に刺し直すことになったのだが、次は手の甲に刺すと言われる。
私が慌てて痛いか聞いたところ、「腕と、手の甲と、どちらに刺すのが痛いのかという意味か」と確認され、こういうときに「比」の表現を使うのだと知る。
「比」という一文字のありがたさを知る。
身体で覚えた中国語だ。
【留学41日目】4月5日 気が大きくなり新しい携帯を注文する
上海でインフルエンザが流行し始めたらしい。なくなる前にマスクを注文しておこうと思い、中国のショッピングサイトでN95のマスクを注文した。
先日、初のネットショッピングで無事に宅配便が受け取れたことから、気が大きくなっており、新しい携帯電話も注文してしまった。
【留学42日目】4月6日 買い間違った携帯電話を売りに行く
念願の空気清浄機が届く
念願の空気清浄機が届いた。
中国に来てからすぐにネットで注文したのだが、いつまで経っても届かず、販売元に問い合わせると、すぐにキャンセルの連絡が届いた。
結局、日本にいる兄に頼んで、東京の家電量販店から配送してもらった。
日本で発送したのが3日前なので、着くのがとにかく早いうえ、関税もかからなかった。
送料が1万円かかったので、トータルで6万円強。
こんなに早く届くなら、もっと早く頼んでおけば良かった!
今は、部屋の隅で懐かしい轟音が響いている。
日本ではうるさいと思っていた音が、今は心地よい。
ただ、ターボモードを続けていたら、15分で電源が切れた。変電器の限界を超えたようだ。
難易度が高い、中国での郵便物の受け取り
午後、携帯にテキストメールが入った。
どうやら配達員からのようだ。
5点と書いてあったので、マスク、携帯その他計5点が一度に届いたのかと思ったら、5時の意味の5点だった。
届いたメールを解読すると、「午後5時までに急ぎ12楼棟の前まで荷物受け取りに来るように」とのことだった。
自転車に飛び乗って12楼棟に行くと、道路の上に、直に配達物が並べられている。配達員に、
「しょうじはおま」
を聞かれたが、何のことかわからない。
”Phone Number !!”
と言われ、初めて携帯番号のことだとわかった。
習っていて、よく知っているはずの単語のはずなのに、とっさに出てこない・・・。
携帯番号を伝えると、小さな箱を渡された。多分新しい携帯電話だろう。昨日の朝に注文して、今日の昼に到着するので、とても便利だ。
買い間違った携帯電話を売りに行く
新しい携帯電話をネットで注文して届いたのだが、買ったばかりの携帯を売りに行くという、思いがけない展開になった。
日本には、ドコモ、エーユー、ソフトバンクといった通信キャリアがあるが、中国でも同様に、複数の通信キャリアがある。
今回私は、注文の際に型番を間違え、別のキャリアの携帯端末を注文してしまったのだ。
800元もしたのに!
私が使っていたのはチャイナモバイルのSIMカードだったが、購入した携帯端末はチャイナユニコムの専用端末だった。
ユニコムでしか使えない携帯を持っていても、何に役にも立たない。
仕方がないので、携帯屋に売りに行くことにした。700元以上だったら携帯を売る。安すぎたら売らずにキャリアを乗り換える、という計画を立てた。
最初に行ったのは、駅近にある携帯屋。
昨日買ったこと、新しいこと、買い間違ったことを強調。200元と言ってきたので、話にならいと思っていたら、400元と値段を上げてくる。
私は600元を提案したが、断られたので店を出た。
すると、店員が外まで追ってきて、550元はどうかと言ったが、600元じゃないと売らないと言って断った。
とりあえず2軒目の携帯屋に行く。
チャイナモバイルの店だったことあるが、ひどく邪険に扱われた。こんなのいらないいらない、帰った帰った、みたいな。
日本だって、こんなに邪険に扱われたことはないのに・・・。悲しくなる。
使わない携帯を持っていても仕方がないので、一軒目の店で550元で売って帰ることに決める。差額は授業料と思うことにしよう。
深呼吸をした後、最初の店に入ったが、店員は一転して400元じゃないと買わないという。さっき550元と言ったでしょ、と言っても、全く相手にしてくれない。
大声で、そんなもの、持っててもしょうがない!そんなの誰もいらないよ!帰った帰った!みたいなことをひどい剣幕で言われ、落ち込んで店を出た。
交渉の手法なのかもしれないけど、ボロクソに怒鳴られると心にグサッとくる。
意気消沈して寮に向かう途中に、ふと気がついた。
携帯を売らないということは、キャリアを乗り換えるということであり、ユニコムのSIMカードを新たに買わなければならない。
邪険に扱われたばかりの店にもう一度行くのか!
行きたくなかったが、ここまで来たのだから、今日中に片付けてしまおう。
店に入り、カードを買いたいと言うとソファーに通された。
いろいろなことをまくし立てられるが、何を言っているのかわからない。ただ、さっきと違って客として扱われていることだけはよくわかる。
結局、380元を払ってユニコムのSIMカードを買った。
結局、最初に550元で携帯を売り払うのがもっとも妥当な選択肢だったことになる。悔しいがどうしようもない。
最近、ネットで買物もできるようになったし、郵便物も受け取れるようになったし、自分の語学力に少しだけ希望が見えてきたところだった。
しかし、今日の携帯ショップの出来事を通じて、自分の語学力の至らなさをしみじみと感じた。