【留学43日目】4月7日 ぼったくられたことに気が付く
ぼったくられたことに気が付く
昨日、280元のSIMカードに100元分チャージして、合計380元を支払ったのだが、今日ウズベキスタン人の友人に話すと、なぜそんなに高いお金を払ったのかと言われた。
100元もあれば十分とのこと。
確かに、よく考えてみると高い気もするが、相場がよくわからないのだ。
携帯屋の店員に、携帯の売却についてボロクソに言われただけでなく、SIMカードまでぼったくられていたのか・・・。
夜、ネットで相場を調べてみたが、どうもよくわからない。ショッピングサイトで同じモデルを丹念に探すと、同じ物が40元で売ってあった。
7倍ぼられたということか!
中国人の知り合いにメールで聞いてみると、次から注意しましょうねという返事が来た。
それなりの携帯屋で定価があるものを買うのに、まさかぼられることはないだろうと思っていたが、甘かった。
本当に甘かった。
私が新しい携帯電話を買った理由
紆余曲折の末、ネットで購入した新しい携帯電話を使い始めたのだが、ウズベキスタン人の友人に、そもそも新しい携帯を買う必要があったのかと聞かれた。
確かにそうなのだ。
携帯で辞書を使いたいからと答えると、今持っているiPadを使えばいいだろうと言われる。
iPadは重いし、と言うと、いつもでかいリュックを背負っているから問題ないじゃないかと言われる。
結局、欲しかったから買ったんだ、としか言えなかった。
友人は笑いながら、お金がないのだから本に使おうぜ!と言って帰っていった。
正論だ。ごまかしがきかない。
いい友人を持ったなあと思った。
【留学44日目】4月8日 HSKの受験スケジュール
HSKは何度も受けられると思っていたのだが、北京に滞在中、5月、6月の次は9月まで試験がないことが判明した。
6月に6級を受ける場合、残り70日で5000語の単語を覚える必要がある。
一日80語。
できるかどうか。頑張りたいものだ。
【留学45日目】4月9日 お金がないのにお金を貸したこと
お金がないのにお金を貸したこと
クラスメートの女の子に頼み込まれ、やむをえず350元を貸したのだが、半月経っても返ってこない。
彼女は会議中心の個室に移ってきたので、お金を持っていることは確かなのだが、返す気配が全く見られない。
親から、友達と金の貸し借りはするなと言われ続けてきたが、本当にそうだと実感した。金の貸し借りは人間関係を壊す。
日本人向けの勉強会に参加する
日本人向けの無料の勉強会があるという話を聞き、顔を出してみた。
出席したのは日本人8人。
レベルは、自分のように中国語がほとんどわからない人から、2年近く勉強している人まで様々。
結論から言うと、今日の勉強会は非常につまらなかった。
普段の北京語言大学での授業は、インターナショナルスクールみたいな感じで、みんなバンバン質問するし、わからないことがあっても恥ずかしくないし、周りの人にどう思われるかも気にする必要がない。
誰かが質問すると授業全体が止まるけれど、授業は質問があることを前提として組み立てられており、教師は様々な質問をうまくかわしながら、時間ぴったりに一単元を終えてしまう。
みんなが疑問に思っている点を質問すると、周りから感謝されたりもする。
しかし、今日参加したような日本人のコミュニティーだと、周りの人に気遣う雰囲気が必ず出てくる。
私は、今日の勉強会ではわからないことばかりだったので、「不明白(わからない)」を20回くらい連発した。
帰り際に、参加していた女性から、言いにくい雰囲気なのにすごいですねと言われ、その雰囲気が嫌なのだと心の中でつぶやいた。
北京で海外の留学生に囲まれる中で、日本人の誠実さ、勤勉さがいかに素晴らしいかを再認識する一方で、日本人特有の窮屈さ、不自由さも感じるようになった。
良い悪いの問題ではないが、人によっては合う合わないがあると思うし、海外に出た方がのびのびと生きられる日本人が一定数いるのではないかと思う。
【留学46日目】4月10日 U-Centerのベトナム料理店に行く
家で勉強していたら、午後9時になってしまった。
学食は閉まっているので、自転車に乗ってU-Centerのベトナム料理店に行く。
午後9時なので、客はまばらになると思っていたのだが、予想に反して混み合っていた。
料理を注文をし、食事が来る頃になると、ようやく客が減ってきた。
食事をしながら友人にメールを打っていたら、顔なじみの店員さんが水を持ってきてくれ、私を見るとにっこりと笑ってくれる。
今日は時間がなくて少ししか話せなかったが、へこむことばかりの一日の後、彼女と話すと癒やされる気がした。
帰るときに彼女が、来週、料理を作ってあげるから遊びに来てねと言ってくれた。
帰宅後、今日は会えて嬉しかったと彼女にメールをしたら、私も嬉しかったと返事が来た。
本当でなくても嬉しい。
【留学47日目】4月11日 電話番号変更の連絡(中国語編)
中国に来てからチャイナモバイルの携帯を使っていたのだが、携帯端末を買い間違えたことから、チャイナユニコムに乗り換えることになった。
日本でも、電話番号を変更すると知り合いに連絡する必要があるが、同じような作業を中国ですることになった。
問題は、日本人の知り合いには日本語、中国人の知り合いには中国語、クラスメートには英語と、3か国語の文面を用意しなければならない点だ。
中国語については、ネットと辞書を駆使して文面を作った後、語学パートナーの女の子に校正してもらった。
文面が確定すると、住所録に登録してある友人達に送信する。
しばらくすると、中国人の友達から返信のメールがパラパラと届き始めた。
私は、アドレス変更の連絡が届いてもスルーすることが多いのだが、中国人の友人達は、結構まめに返事を返してくれる印象だ。
中国人の友人から届いたメールは、「久しく会っていないから遊びにおいで」といったものから、「リラックマって何?」という不思議な質問まで様々だった(笑)
夜はずっと、いろんな人達とメールのやり取りをしていた。作文能力が少しはついてきたかな。
【留学48日目】4月12日 ATMでおばさんに割り込まれる
ATMでおばさんに割り込まれる
銀行のATMに行くと、行列の一番前にいる女の子が妙に戸惑っており、横にいる銀行の人と何か話をしていた。
と、その時、私の後ろにいたおばさんが急に前に割り込んできて、ATMを使い始めようとした。
慌てて私が先だと主張すると、「CUN」かと聞かれるので、意味がわからなかったが、このままでは順番を取られると思い、とりあえずそうだと答えた。
おばさんが後ろに引いたので、ホッとしてATMにカードを入れたものの、お金を引き出すボタンが出てこない。
こんなことは初めてだ。
近くにいる女の子に聞くと、ATMにお金が入っていないという。
なるほどね!そういうことだったのか!
ATMの中のお金が空なので、先に誰かがお金を預けないと、他の人が引き出せないのだ。
こうしたときは、預ける人が優先的にATMを使うルールに変更されるようで、後ろにいたおばさんが割り込んできたのは、私が先に預けますよということだったのだ。
そして、おばさんが私に「CUN」かと聞いたのは、「あら、あなたも預けるの?だったら先にどうぞ」というニュアンスだったようだ。
「CUN(預ける)」と「QU(引き出す)」は基本的な単語なのだが、咄嗟に言われると全く対応できない。
ちゃんと覚えないとなあ。
文化の日
今日は、通常の授業はなく、中国文化に接するイベントがあった。教室を回っていると、二胡や琴、中国結など面白そうなものがたくさんあった。
一番印象に残ったのは、あやとりで遊ぼうというコーナー。
2人あやとりは日本と同じなのだが、中国の学生は1人あやとりを知らないようで、やって見せたら人気者になった。
みんなに囲まれて教えてくれとせがまれ、身振り手振りで教えると、最後はビデオまで撮られた。
あやとりがこんなところで役に立つとは思わなかった。人生、無駄なことはないものだ。
電話番号変更の連絡(英語編)
先日は、中国語で電話番号変更の連絡をしたのだが、今日はクラスメートに英語で電話番号変更の連絡をした。
英文の添削をしてくれたのは、タイ人のクラスメート。
東南アジアからの留学生は富裕層の子弟が多く、アメリカに留学していた人もちらほら見かける。彼女もアメリカの留学経験者だ。
私が作った文案は、文法的には間違っていないと思っていたのだが、彼女があちこちに手を加えてくれて、こなれた感じの文になった。
昨日は中国人の友人に添削してもらい、今日はタイ人の友人に添削してもらい、いろいろな人にお世話になっている。
ウズベキスタン人の友人との会話
夜、ウズベキスタンとカザフスタンから来ている友人と食事に行った。カザフスタン出身の友人は、おいしい店を見つけてくるのがうまい。
今日行った店は、焼き餃子がおいしかった。
帰り道、駅近くのスーパーでミネラルウォーターを買って帰ろうと思い、水を買うのでここで別れると友人らに告げると、ウズベキスタン人の友人が、寮の売店で買う方が近くて便利だと言った。
私が、売店にあるのは知ってるけど、スーパーの方が1瓶あたり0.2元安いと言うと、友人がおもしろがって笑っていた。
2台目の新しい携帯には1000元使うのに、水を買うのに0.2元を節約するのかと。
日本にいる頃から、少しでも安く買おう、ポイントを貯めようという精神があったのだが、人から見るとちょっとおかしいのかもしれない。
【留学49日目】4月13日 日本料理屋での失態
今日は一日中勉強していたので、夜になると頭がボンヤリしてきた。
食堂も閉まってしまったので、少し高めだが、1階にある日本料理屋に食事に行った。
前回この日本料理屋に来た際に、会計をし忘れて店を出て、店員に追いかけられたのだが、今日も大失態を犯してしまった。
普段は、店に入って席に着くと、大声で「メニュー!」と言うのだが、今日は、前回の会計のことが気になっていたのか、席に着くなり大声で、「お会計!」と叫んでしまった。
数秒後、自分が言ったことにハッと気が付いて、みるみるうちに顔が真っ赤になった。
まだ何も食べていないのに、会計を頼む人がどこにいるだろうか。
いや、いない。
ああ恥ずかしい。
知り合いに見られなかったのが幸いだ。
・・・ここでも周りの目を気にしている自分。